東京都、英ロード・メイヤーと会合 サステナ金融を議論
2022.06.30 20:43
東京都は6月30日、英国シティのロード・メイヤーであるヴィンセント・キーヴェニー氏の訪日を踏まえ、金融ラウンド・テーブルを開催した。日英の金融関係者らが出席。エネルギー危機下のサステナブルファイナンスの取り組みについて意見交換した。
小池百合子都知事は冒頭、気候変動対応に加え、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機に直面するなか、「金融には社会課題を解決に導く力が備わっている」と述べ、東京都のサステナブルファイナンスに関する取り組みを紹介した。
キーヴェニー氏はネットゼロに向けたトランジションファイナンスの必要性について言及し、「東京には資金が積み上がっていると聞いている。その資金をぜひネットゼロへの道のりに傾けていただければ」と期待した。
都は2017年12月に英国シティ・オブ・ロンドンと締結した交流・協力に関わる合意書(MoU)に基づき関係を深めてきた。3年ぶりの対面での開催。三菱UFJ銀行の平野信行特別顧問や東京国際金融機構の中曽宏会長などが出席した。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手
- 富山信金、個人預金は「局地戦」で 支店が推進策企画
- NTTデータ、社長に鈴木副社長 金融畑の知見生かす